「俺、テレビ見てないんだよね」が自慢になる時代もありました。もはやテレビが家に無い人も多く、新聞も読まない時代。じゃあニュースはどこから入手するかというと、SNSやニュースサイトなのでしょう。テレビも偏りがひどくなったと言われていますが、欲しいニュースしか読まないとどうなるか?という事を調べてみました。
現在テレビの無い人たちが、どんな事が起きているかというと、その現象を表す言葉がありました。
それは、フィルターバブル。
フィルターバブル (filter bubble) とは、「インターネットの検索サイトが提供するアルゴリズムが、各ユーザーが見たくないような情報を遮断する機能」(フィルター)のせいで、まるで「泡」(バブル)の中に包まれたように、自分が見たい情報しか見えなくなること。---wikipediaより
ニュースアプリなどを使用していたり、好きな情報を発信してくれる人をSNSでフォローしていると起きる現象です。
グッドなニュースしか見たくない、というのもある意味そうかもしれませんが、ニュースやSNSをみて「これはこうなんだろうなあ」という風に考えても、現実にはそうならなかったことはありませんか?それがこのフィルターバブル。
少し話は高齢者側に焦点を移しますが、地方部に住むと、基本的に新聞は選べるほど種類はありません。テレビをよく見る人も多く、最新の芸能ニュースなどが話題にあがる事も。個人的な意見ですが、このニュースもフィルターバブルになっていないか?という気もしてきています。
考えてみれば、新聞は北海道のような広域にわたる場合、記者が数人もしくは一人で記事を作成。テレビのニュースは、その記事を元にとりあげているような仕組み。もちろん偏りがないか判断するチェック機能はあると信じたいものです。記者の個人的意見が入るようなことはあってはならない。
逆に捉えると、記者が個人的意見満載で制作した場合、情報をしっかり読まずに目に入ってしまうと、意識はどちらかへ偏るのです。
もちろん、個人的な意見が満載のブログやSNSでの発信もあります。情報が簡単に手に入るが故に、選ぶ必要が出てきていて、情報弱者と呼ばれる人にとってツライのが現代です。
何とかそんな情報を受け取るしかできない人にも、正確な情報を伝えたいなと考えているわけですが、人によっては過激にみられてしまったりもします。