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地方創生 移住

移住者が地方で失敗するのは「見返したい」という過去があるからかも?

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地方創生などの合言葉により地域の変化、向上に勤しむ方が増えてきたなか、悩みを抱える方も多いのかもしれません。人を巻き込むことができなかったり、思わぬ反発を招いたり、などなど。。こんな根深さがあるのでは?と思ったので記事にしてみました。特に、都市部など他の地域で色々経験してから、地方部へUターンorIターンした場合について。

先に答えを言っておくと、「何かを見返したくて今のキャリアを積んでから地域に入ると、そりゃあうまくいかないよ」という。

あなたはエリートですか

何かの領域において、あなたはエリートでしょうか?地道に頑張って積み重ねてきたか、偶然輝くものがあってそこから努力したかにもよりますが、「何かをバネにしてエリートを目指したか」というきっかけは何でしょうか。

いじめられたり、見返したいと思って、現在のキャリアを選んだのでしょうか。都市部を目指した理由は、その悔しさからでしょうか。

地域に入って色々と進める際、様々な人と協力していかねばなりません。
あなたの生き方が「見返す」という事をどこかでテーマにしていた場合、「見返したかった人」すなわち言葉を選ばずに言えば「下に見たい人」を地域では仲間にしなければならない。年齢が経った今なら大丈夫、と思うかもしれませんが、地方に住む相手にとっては言葉の端々で「鼻につく」のではないか、と。

スクールカーストが関係しているのでは


リンクより引用)

人はエリアを分けて生きる場所を見つけていて、スクールカーストでのトップクラスも活躍の場を広げる為に都市部へ向かいます。また、悔しい思いをした人たちも自分の生きる場所を探しに多様な都市部へ向かいます。

一度整理する為に分けると、地方とは、「地方都市」でなく「10万人以下の市町村」の事とした上で、ここで「ん?」と思うことがあります。「地方には誰がいるんだ?」ということ。
誤解を恐れずにいくと、「継ぐものがある人」「公務員」「すぐ働いた人」が存在しています。

偏見でお送りしますので、大きく外れる場合もありますので、ご注意を。誰かをさしている訳ではありません

地方に生きる人は、大きく分けてこの3種類の人がいます。スクールカーストで考えると、

継ぐものがある人……小さい頃からモノも与えられ、ガキ大将になったりする。つまり上位。親はPTA会長。いじめっ子の場合もあれば、神のように分け隔てなく人付き合いをする場合もある。
公務員……地方公務員、主に役場。学校時代はあまり目立たなかったが、少し人を見返したい感情が入り混じる。つまり中位から少し下ぐらい。昔は野球が出来れば地方公務員になれたと言われた事もあり、運動系も多かったが、最近は安定を求めて多様になっている。彼らにも「見返したい」感情があり、輝く人たちの足を引っ張りたい感情も出てくるときがある。消防には、いじめっ子かスポーツマンがいたりもする。
すぐ働いた人……家庭の事情や勉強したくない願望などにより、すぐ働くことを選ぶ。学校時代では上位かヤンキー。

以上偏見です。具体的に考えるなら、地方にいる人はこんな感じです。
スクールカーストでは、上位と中位少し下ぐらいとヤンキー、スポーツマンが地方には存在しています。

じゃあどうするか

あなたがエリート移住者であり、地方の構造がどうなっているかを理解してもらった上で進めます。
じゃあどうしたらいいの?ということ。

同意を求めていくことは、おそらく難しいです。むしろ敵が増えてしまうかもしれません。理解できるのは、同じ移住者ぐらいしかいないかもしれません。
地方には、移住者だけで固まっている姿もよく見られます。北海道では、昔から集落ごとの移住があるので、同じ事が起きるだけです。彼らも相容れない関係でそれぞれが集落ごとに独立しています。

でも、あなたは今悩んでいるとすれば、その状況さえも打破したいと考えているのですね?

最初から、人を巻き込むのは難しい。なら、理解者か「共感の神」と言われる存在を見つけるしかありません。もしくは、あなたがやれる事に一旦集中した方が良い。

理解者もしくは共感の神探し

「共感の神」という言葉は、「天才を殺す凡人」という著書でもヒットしている北野唯我さんの引用です。
下に画像を入れておきますので、この辺りは画像やリンクをクリックして見てみてください。

以上引用は終わりです

理解者がどこかで生まれないと、地方にはスクールカースト上位と中位(見下したい願望が少しある人)とヤンキーがいて、そこに入って来たあなたはスクールカーストで見返したかった人たちを単に見下しているようになるので、地方では難しい。
都市に希望を求めて向かったあなたは、最終的に地方に帰って来る為に色々考えてきたのでしょうか、それとも都市に疲れて、地方なら自分のやれる事が「がら空き」だと思って来たのでしょうか。それ以外でしょうか。

理解者はどこにいるか

方法論として答えみたいな事を書くのもどうかと思いながら書き続けていますが、進めます。

理解者は、どこにいるか。どんな人か。
団塊の世代から上の方々なら、理解してくれるかもしれません。色々と経験されているので、何らかの変化を求める場合があります。
ただ、言葉で言いくるめるような形ではなく、信頼を得る必要がある。その時に、あなたの行動力が試されます。
どんな形でやれば認められるのかまでは多様なので、書きません。

一人でできる変化

あなたがやれる事は、一人でもできる事でしょうか。小さい頃から孤高の存在としてやってきたでしょうか。
やってしまいましょう。同意を求める必要はありません。
それがメディアに取り上げられるような話題となるものか、「こういうのやってほしかった」と地域に言ってもらえるようなものなのか。
失敗ありきでやりましょう。

スクールカーストがそれぞれの人生に結局のところ関係している以上、あなたは一人でもやれるはずです。リーダーシップなんて天性のモノと思って、あなたの生き方を地域で探しましょう。

時間はかかるけれども、理解者を待つしかない。

ちなみに飲食店は、エリート移住者にとってスクールカーストで見下したかった人たちが地元のお客さんとなります。簡単に参入できるものとはいえ、大変です。愛を持った人でないと、観光客しか相手に出来なくなってきます。ゲストハウスが無難かもしれませんね。。

全てがスクールカーストに絡むとは言い難いですが、スクールカーストをバネに生きて積み重ねた人にとって、まさか壁にぶつかるとは思いもよらないことでしょう。
人には役割があり、筆者としては上手く絡み合う状況をつくっていきたいと思っております。

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しゅんみや(宮嶋瞬)

関東から北海道へUターン。ホムデ代表理事、北海道ワカモノ会議 発起人、NISEKO.CITY 主宰。北海道に対する偏った愛情により、「ホームタウン(故郷や移住先)を愛してほしい」という想いで活動している。北海道への移住対応(空き家情報提供・自治体とのコラボ・仕事づくり・起業を応援)やマッチングなどを幅広く行い、自治体との協働事業なども実施。

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