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空き家

地方の空き家、駅近はさほど関係ないですよね...

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地方の空き家を活かして、地方生活を始めようとしている方もいらっしゃるかもしれません。

不動産屋さんがないなど、憧れの景色に拠点を置きたい人にとっては朗報なのは「空き家バンク」というシステム。全国の空き家情報が大手企業によってデータベース化された現在、便利になったのでしょうか。

さて、北海道の片田舎出身の私しゅんみやが、現在は北海道内の別の田舎に住む経験をもとに、地方の空き家のチェックのコツをお伝えできればと思います。今回は、仕事を軸としたお話は省略しますので別の記事をご覧下さいませ。

理想はある程度意識した方がいい

せっかく地方の田舎に住むなら、あなたが描く理想は崩さない方が良いです。

私の想いを少し話すと、「東京で狭いところに住んでいたんだから景色がいつでも望める窓がいい」という風に考えていました。

最初にUターンした際は、仕事の都合上での住宅であった為、時間もなく、景色が全く見えない家。「羊蹄山」という世界がうらやむ山を景色に持つニセコエリアに住んだのにも関わらず、窓からの景色は同じ形の住宅。まあガッカリです。これ、北海道に住んでいた時にはあまり感じた事のない感覚でした。

しょうがなく住む家なら我慢できますが、最高の景色がウリの北海道なので、少なくとも景色が見える家を選びましょう。

ただし、理想ばかり追求すると、周囲の住民などの感情に左右され、疲れてしまう場合もありますので、「家に理想を持つ」という事です。

地方に駅近は関係ない

一度、全国の空き家バンクなどを検索などしてみて下さい。

「駅近」というワードがあったりします。

北海道においては、札幌以外は、駅近はほとんど無意味に近いです。

なぜなら、1時間に1本あるかないかの列車。2030年ぐらいには、廃線の可能性がある路線です。通るはずの新幹線の駅が近いとすれば、騒音は多少なりとも覚悟すると良いでしょう。

駅が近いといっても、殆ど使いません。使いたい場合は、北海道では札幌市や旭川市、函館市に住むと良いでしょう。

各市町村で駅周辺は都市計画を組むことで、住宅地として整備されています。この市街地のエリアで得られるのは、下水道やネット回線です。せっかく北海道へ住むなら、少し離れたエリアの方が「北海道らしい」かもしれません。

コンビニがあるかどうか

意外と重要なのが、空き家となっている物件が24時間営業するコンビニからどのぐらい近いかどうかです。

セブンイレブン、ローソンのどちらかがあれば、都市との交流は問題なく可能となります。

具体的に説明しますと、

・ATM
・雑誌を確認したいとき
・コピー機
・支払い
・商品の発送、受け取り

上記の作業ができる場所があるとないとでは、大きく違います。
都市での生活に慣れている方では、深夜に何か食材などが不足した!という事があるかもしれません。地方の商店は場所によっては17時で閉まる場合もありますので、コンビニは助かりますよ。

スーパーが30分以内にあるかどうか

都会に住んでいたとき、食材を買い込むことなんてありましたか?私は、コンビニを冷蔵庫だと思って生活していました。何かが足りない!と思ってもすぐに買い足すことはできませんし、アマゾンで注文しても最短翌日なので難しい。

ある程度の規模のスーパーマーケットがどのぐらいの距離にあるか、これ意外と重要です。

町ひとつで考えると、一軒もスーパーがない事はありますが、隣町にある事は多い。

あまり市街地に近いと、都会に住むのとさほど変わらないので私はオススメしません。
無音を感じる楽しみを得たい方には、スーパーから30分ほどの距離の空き家をオススメしたい...!!

まとめ

買い物は、基本アマゾンなどネットショッピングで買う方が良いです。ある程度の規模の街へ行っても、お望みの品がない場合がほとんどで、探すのも手間がかかってしまいます。

ただし、食材を揃えるのはその地で買える食材の方が間違いなく良い。北海道は都市部へ届ける為、最高のタイミングより少し前に収穫してずらしている食材も多いです。ということは、美味しすぎる食材が手に入るという贅沢があるのです。

駅近であることは、クルマを中心とした生活ではほとんど意味ありません。

どうせなら、田舎の最高の景色が見える、贅沢な場所を選ぶと良いですよ!

 

ちなみに私も運営チームに所属するしりべし空き家BANKは、札幌から1時間~2時間程度の距離感にあるエリアで、物件がちらほらアップされています。参考までにご覧下さい。

しりべし空き家BANK 物件情報

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しゅんみや(宮嶋瞬)

関東から北海道へUターン。ホムデ代表理事、北海道ワカモノ会議 発起人、NISEKO.CITY 主宰。北海道に対する偏った愛情により、「ホームタウン(故郷や移住先)を愛してほしい」という想いで活動している。北海道への移住対応(空き家情報提供・自治体とのコラボ・仕事づくり・起業を応援)やマッチングなどを幅広く行い、自治体との協働事業なども実施。

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